2025.09.17
Category - 出来事, 設計業務
立山黒部の旅(その2)
日本最古の山小屋 立山室堂を見て来ました。
現在残っている日本最古の山小屋で、立山における信仰や民俗の様子を伝える貴重な建造物です。「室」とは宿泊所という意味があり、「堂」とは御堂などといわれるように宗教施設を示すもので、室堂は、その両方の役割を合わせ持ったものでした。文献には、現在の建物は1726年(享保11年)に再建されたと伝えられており、それ以前にも建物があったことが確認されています。平成7年には国の重要文化財に指定されました。


シンプルな切妻屋根の建物が2棟、連なって建っています。
実に美しい。。。

9寸角(約27cm角)の柱が、1間間隔(@1820㎜)に立てられています。

太い柱が真ん中で継がれていました。
標高2450mの森林限界を超えた高木の育たない場所です。麓から材木を運ぶのは大変な作業、部材を小さくして運んだのでしょうか。



解体修理前に使われていた材木も置かれていました。

立山、富士山、白山は日本の三霊山です。
山岳信仰の貴重な資料も展示されていました。
日本でも屈指の豪雪地帯としても知られる立山一帯は、冬の積雪が数メートルから数十メートル以上になることもあります。その過酷な自然に耐えうる非常に堅牢な造り、シンプルな形状、見ていて非常に美しかったです。これからも何十年、何百年とこの地に存在し続けて欲しいと思います。
おまけ情報:
現在、外壁の塗装はオスモの外壁用クリアーが使われているそうです。
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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
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2025.09.03
Category - 出来事
立山黒部の旅(その1)
先日、黒部ダムを訪れました!


黒部ダムは、富山県黒部市の黒部川に建設された、日本最大級のアーチ式コンクリートダムです。1963年に完成し、発電用の水力ダムとして利用されています。高さは186メートル、長さは492メートル。ダムの高さは日本一です。
戦後復興時代の世紀の大工事です。建設は立地が急峻で雪深い峡谷なため、多くのトンネルや索道を使った難工事。
当時の工事の様子が解る展示がされていて、見学をして来ました。



資材を運ぶトンネル工事は特に困難を極めたそうで、破砕帯からは大量の水が湧き出し、-20℃の過酷な環境の中、80mを掘り進めるのに7カ月もの歳月がかかったそうです。

コンクリート打設に使われた9㎥の巨大なバケット!
ダムの体積から単純計算すると、17万7571回、打設した事になるそうです。気が遠くなる回数ですね。。。

ダムの両サイドにはコンクリートの橋の様な構造物が残されています。これにワイヤーを渡してバケットを行き来させてコンクリートを打設していたとの事。

コンクリートの表面はかなり劣化が進んでいました。コンクリートの砕石も小さな川砂利?ちょっと心配になってしまいますが、この時代だからOKなのでしょう。。。

慰霊碑
1000万人もの労働力によって7年もの歳月をかけて完成された黒部ダムですが、過酷な工事で171人の殉職者が出たとの事です。
黒部ダムのスケールの大きさに圧倒されましたが、土木建築でありながらその形の美しさにも関心させられました。
アーチ式の形状はコンクリートの使用量を減らす為に採用されたそうですが、その曲線美が素晴らしいです。また両サイドのくの字に曲がった部分は水圧を一番強く受ける部分、この部分の構造は重力式になっています。理にかなった機能からデザインされた形には、本当に美しさを感じました。
おまけ・・・

ダムカレー
・エメラルドグリーンの黒部湖をイメージしたホウレン草ベースのグリーンカレー
・アーチダムを表現した白米
・放水と水しぶきを表現した、ポテトサラダとキャベツ

ハサイダー
破砕帯の天然水から作られたサイダー
どちらも美味しかったです!
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