SIN DESIGN ROOM
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和良石


ガーデニングに石材を使いますが、今日は郡上の「和良石」を紹介します。
岐阜県郡上市和良町で採取される石です。


当社、シンデザインルームの駐車場に3段ほど積んで使っています。

・形状は、柱状節理の岩石であることから、平らな面と角ともっています。
・色調は、白茶色、茶褐色が主なアースカラー。岩塊には縦横方向に石目があり、通常は石目で割れる為、全ての面が茶褐色の色を有していますが、石目以外で割れた面は青みがかった色となります。
・表面は、多孔室で苔が発生しやすい。硬質で風化しにくく、クラックも入りにくいです。

この様な性質です。
和なイメージの場所に使われているのをよく見かけますが、色合いも優しいので、積み方によって洋風にも見えます。
どんな場面にも使う事のできる素材だと思います。

何より、岐阜県郡上市で採取されるところ。
建築版の地産地消!・・・輸送コストが抑えられる、風土に合っている、地元の良さを知れるなど、良い点がたくさんあると思います。
外構工事で機会があれば、ご提案させて頂きます。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



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飾りブロック


私のウォーキングのコースに、使われていなさそうな古い倉庫が建っています。

コンクリート造で、かなり古く朽ちて来ています。
この建物の屋根のパラペット部分に使われている「飾りブロック」が気になっていました。
ズームして写真を撮ってみると、かなりレア物!

下の段の十字のデザインのブロックは、住宅のブロック塀の中にアクセントで入っているのを今でも見かけますが、上の段の6角形のデザインの飾りブロックは今まで見たことのないデザインでした。
強度を無視したデザインだからか?ほとんど形が崩れてしまっていました。
今では飾りブロックを造る業者さんが殆ど無くなり、飾りブロックも絶滅寸前ですが、こんな個性的なデザインのブロックがあったら絶対に使いたいと思うのは私だけでしょうか。。。

飾りブロックといえば、沖縄の「花ブロック」も素敵です。
以前採用を検討したのですが、やはり扱う業者さんが少なく輸送コストも高くなるので採用を断念しました。
もっと身近に、たくさんの種類の飾りブロックがあると、外構のデザインも楽しくなるのに・・・と思います。

古くても見直されるべき物、たくさんあると思います。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



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確認申請業務


私達、建築士が行う業務の中に確認申請業務があります。
お施主様に設計・監理契約の説明を行う時に確認申請業務がある事はお伝えしますが、詳しい仕事内容の説明まではできていません。
どの様な仕事なのか?・・・少しご説明したいと思います。

建物を建てるには、行政への届出が必要になります・・・それが確認申請です。
まずは市役所へ行き、敷地の条件を確認します。都市計画課、道路課、上下水道課などを廻ります。用途地域や道路の種別、上水・下水の埋設状況などなど・・・場所によっては都市景観の整備地区だったり、河川保全区域だったり、確認申請以外にも届出を出す必要がある場合もあります。
ですので、この役所廻りは実際は平面計画段階で行います。

提出する書類は
確認申請 正本、副本
建築工事届
建築計画概要書
場所によっては、浄化槽設置通知書、消防設備等の工事計画。

確認申請の綴りの中には申請書1~5面、委任状、建築士免許の写し、事務所登録の写し、設計監理契約の写し、公図、敷地求積図、面積表、配置図、平面図、立面図などの設計図面一式。

図面には法律が守られている事を確認できる様に色々な書き込みをします。

その他にも24時間換気設備の機器選定の計算表なども添付します。

これらの書類を検査機関へ提出して、法的に問題が無いかを確認してもらいます。提出した書類に、間違いや不備があると訂正や追加資料を提出したりします。これがなかなか・・訂正無しでは下りない物なのです。。。

建物が大きくなればなるほど、この確認申請業務は大変になる訳ですが、私は若い頃、何千㎡という大きな建物の設計に携わっていた頃がありました。
申請書類を準備するのに何週間も・・・申請を下ろすのに何ヶ月も・・・なんて事もありました。それに比べれば住宅の確認申請は早く下ろせる訳ですが、でもやっぱり地味で大変な作業です。

申請業務は大変ですが、その分、申請が下りた時の安堵感や工事着手に進める事への喜びは格別です。
建築士って、間取りやデザインを考える 「カッコいい人!」って思われがちですが、こんな仕事もしているのです。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
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住宅設計を行う上で私は内部と外部をつなぐ空間を大切に考えています。
必ずと言って良いほど提案させて頂くのはデッキ空間。内から外へのやわらかな動線を作ってくれます。
ウッドデッキを採用する事が多いですが、今日はタイルデッキを紹介します。

タイルデッキの良いところは何といってもメンテナンスが楽な事。
汚れても水をかけて気を遣わずに掃除ができます。鉢植えなど気軽に置けるのも良い点です。
いつもすっきりとしたイメージを保てます。

逆に気を付けたい点は、滑らない素材を選ぶ事。多少滑りやすい物であっても、小さめの石やタイルであれば目地が滑り止めの効果を持ちます。
それと水はねも多いと思いますので、建物際は軒があると良いでしょう。
木製デッキの様に室内の床と同じ高さで張ることは出来ませんが、極力段差は少なく70㎜程度にしています。
後、蓄熱をしやすいので、暑さ対策には、明るめの色を選ぶと良いかと思います。

ちょっと高級感のあるタイルデッキ・・・良いですよね。
季節の良い時期に、お茶を飲んだり、ハンモックに揺られて本を読んだり。
お勧めです。。。

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岐阜 設計事務所
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