SIN DESIGN ROOM
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タイルデッキ



「タイルデッキ」

住宅設計を行う上で私は内部と外部をつなぐ空間を大切に考えています。

必ずと言って良いほど提案させて頂くのはデッキ空間。内から外へのやわらかな動線を作ってくれます。ウッドデッキを採用する事が多いですが、今日はタイルデッキを紹介します。

タイルデッキの良いところは何といってもメンテナンスが楽な事。
汚れても水をかけて気を遣わずに掃除ができます。鉢植えなど気軽に置けるのも良い点です。いつもすっきりとしたイメージを保てます。

逆に気を付けたい点は、滑らない素材を選ぶ事。多少滑りやすい物であっても、小さめの石やタイルであれば目地が滑り止めの効果を持ちます。

ちょっと高級感のあるタイルデッキ・・・良いですよね。
季節の良い時期に、お茶を飲んだり、ハンモックに揺られて本を読んだり。
お勧めです。。。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
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前回、子供居場所について書きました。
子供の居場所を幾つかつくる事が出来れば、子供室は大きくする必要はないと思います。子供が小さなうちは2部屋を一緒に大きく使って、将来は部屋を区切って個室にしたい・・・そんなご要望をよく頂きます。

では将来の区切り方はどんな方法があるのか?
⁡・間仕切りを造作する
・家具で仕切る
・建具を入れて仕切る
⁡などがあります。

⁡写真は子供部屋の間に階段があります。今は2階の子供達の声や気配を1階のリビングで感じる事が出来ます。
将来はこの階段の手すり壁の上に建具を入れて仕切り2つの個室にする予定です。

個室が欲しくなる時期は意外と早く来るものです。将来の形をしっかりとイメージして、最小限の工事で個室が造れる様に考慮しておく事が必要です。

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子供の居場所


少し前にお客様と子供室の話になりました。以前に書いたブログ記事ですが、再投稿させて頂きます。

個室の子供室、学習机、いつから入学に合わせて整えるようになったのでしょうか?学習机などと言う商品が出てきたのは、おそらく高度成長時代、今から50年ほど前でしょうか?

豊かになり、マイホームを持つ事が現実の社会となりました。そのスタイルも寝食分離型、子供たちにも個室を与えることが当たり前の時代となりました。親達は、静かで集中のできる勉強部屋を子供に与えれば勉強をしっかりしてくれると思ってそうしたのでしょう。。。私はこの時代の学習机にも憧れ、子供部屋を与えられた世代ですが、小さい頃、この与えられた子供部屋と学習机で正直、勉強に集中できた記憶はありません(笑)

イギリスでは、学習机というものは無いそうです。子供たちはその時々に居心地の良い場所を見つけて勉強をするそうです。リビング、ダイニング、ベットの上・・・、家がいやなら図書館。

私の子供達も小学生の頃、いつもダイニングで勉強をしていました。解らない事があれば私や妻に聞けますし、何より寂しくないのが良いのでしょう。。。少し雑音があった方が集中力も上がるそうです。1人で静かな場所でなければ集中できない体質になると、将来、受験会場の大勢の人に圧倒されたり、オフィスの騒がしい中では仕事がはかどらなかったりと、困ることも出てくるそうです。

お施主様にお話を聞くと、ダイニングで勉強をされているお子様が増えているように感じます。
私は設計の中で、ダイニングスペースをゆったりと確保する事、テーブルは大きく作り、収納スペースをしっかり取る事を心がけています。

子供の居場所・・・個室を広く充実させるのではなく、家の中の色々な場所に子供のスペースを想定してあげる事が大切だと思います。

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こだわりの道具


私たち建築士がこだわる道具とは何でしょうか?
それは、やはり 「筆記用具」
今は、図面をCAD(パソコン)で描くのですが、それ以前の検討段階のスケッチなどは、やはり手描きです。シャープペン、ホルダー、鉛筆。筆記用具にも色々ありますが、今日お話しするのは「鉛筆」

私のこだわりの鉛筆は STAEDTLER (ステッドラー):ドイツ製

少し大きな文具店なら見かけると思うのですが、高級鉛筆と言われるだけあって、お値段も一本170円とお高いのですが、やはり使い心地が良いのです。

私がこの鉛筆を気に入っている理由は、他の鉛筆にくらべ、微妙に細くて握りやすく、とても軽いのです。時々、重いシャープペンからこの鉛筆に持ちかえると気持ちも入れ変わり、気分良く線を描く事が出来ます。

このステッドラーの鉛筆、メーカーの拘りはこんな所にあります。
  ・芯は細かい粒子の黒鉛と陶土を使用。しなやかで折れにくい
  ・軸は高級なカリフォルニアシダー材
  ・塗装は6層の塗装、湿気による変質を防ぐ
  ・軸の後端は包み込み黒で塗装。湿気の侵入を防ぐ

先ほど、値段が高いと言いましたが、ここまでこだわって作られているのであれば、決して高い鉛筆ではないですね・・・。
これからも、ステッドラーの鉛筆、愛用していきたいと思います。

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先日、建築基準法・建築物省エネ法 設計等実務講習会に行ってきました。

2025年4月1日以降に着工する住宅・建築物から、建築確認審査の対象となる建築物等の規模の見直し、木造戸建住宅の壁量計算等の見直し、及び原則全ての建築物の新築、増改時における省エネ基準への適合義務化が開始されます。

何故、法改正が行われるのか・・・を簡単に言いますと、
・震災の際に、安全な家である事、古い現行基準に満たない建物を減らす。
・脱炭素化に向けて、断熱性能の向上や高性能な設備を導入する事により建物のエネルギー消費量を減らす。

どちらも今の時代に必要な事だと思いますが、コストアップは避けられません。お施主様にとって品質の良い住宅になる事は良いことなのですが、戸建て住宅が益々、高嶺の花になってしまいそうで心配ではあります。
動物も虫たちも、自分の家は自分て好きな様に造ります。
人間だけが、しっかり働いても自分で思う様な自由な家が造れないなんて・・・寂し過ぎますよね。

法改正により、申請書類や図面も増えて、私たちの業務も大変になりますが、何よりお施主様の理想の家に近づける、いや超える!設計が出来るように頑張って行きたいと思います。

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軒と庇


軒と庇

軒や庇にはどんな役割りがあると思いますか?

・日差しを遮る

これを一番に思い浮かべるのではないでしょうか。確かにこれが一番の目的だと思います。

その他にも
・雨を除ける
・寒さを除ける
・外壁の汚れや傷みを防ぐ
などがあります。

庇があると、冬に日が入らなくなり寒くなると思われがちですが、そんな事はありません。冬場の日の差す角度を検討して軒の出を設定すれば、充分に光が届きます。また、寒さを除ける点でも効果は大きいのです。カーポートの下に置いた車のガラスには霜が付きませんよね。暑さ対策としてだけではなく、寒さ対策としてもとても有効なのです。

日本古来の建物には軒や庇が必ずあります。日本の風土に合わせて考えられ、受け継がれてきたのでしょう。

最近では、軒や庇の無い建物も多くなりましたが、この軒や庇の重要性をもっと意識するべきだと思います。写真の様な深い軒のある外部スペースはとても使い勝手が良いものです。積極的にこの様な空間を造って行ければと思います。。。

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一冊の本をご紹介。
「建築は ほほえむ」~目地、継ぎ目、小さな場~
 著者:松山巖

建築の仕事とは、どういう物か・・・。
原点を見つめ直す事が出来る、とても素晴らしい内容です。

中の一節に
建物を設計する建築家、街をつくり上げる都市計画家がはじめに考える事は、自分の好きな場所、気持ちのよい場所を発見し、それに具体的な物と寸法を与える事だ。素材、かたち、大きさ、光と風、水と緑、土と石などを配置し、つくり上げ、気持ちのよい場所であるように秩序をつくる、それが仕事だ。
とあります。

私たちは勿論ですが、自分の好きな場所、気持ちの良い場所を発見する事は、これから家づくりをされる方にも大切な事ではないかと思います。
それを見つけ、何に心地よさを感じているのかに気付く事が出来れば、おのずと家づくりの優先順位も見えて来るのではないでしょうか。

建築を学ぶ学生に向けて書かれた書籍との事ですが、これから家づくりをされる方にもお勧めしたい一冊です。

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アイランドキッチン

キッチンのスタイルは色々とありますが、楽しく皆んなで料理を楽しむならアイランドキッチンが一番!

4方向からキッチンを囲めて便利です。孤立する事なくリビングからの存在感もあってカッコイイ。料理好きの方には憧れのキッチンですよね。

ただ、レイアウトするには広いスペースが必要だったり、オープンな為、いつも綺麗にしておかないといけないとか、採用するにはメリット、デメリットを良く理解しておく必要があります。

メリット
・開放感がある
・おしゃれなデザイン性
・複数人で調理が出来る
・コミュニケーションが取りやすい

デメリット
・間取りに制限がある(広いスペースが必要)
・キッチンが丸見え
・価格が高い
・コンセントを設置しにくい
・油はね対策が必要

自分たちのライフスタイルに合ったキッチンの形を考えて行きましょう。。。

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空間をつなぐ


空間をつなぐ。

私が家造りの中で大切にしている事の一つ「空間をつなぐ」こと。
プライバシーは守りつつ、気配やコミュニケーションを取れる様にします。

小さくても良いので部屋と部屋の間に窓を造ると良いでしょう。

次の事例は二階の子供部屋に地窓を付けて一階リビングとつなげています。


リビング上部の子供室とつながる窓


子供室から見る(地窓)

・子供たちの遊ぶ声が聞こえ
・窓を開けて話しかけたり
・美味しいお料理の匂いが届いたり

コミュニケーションをとるばかりではなく、つなぐ事で家全体の風通しも良くなります。

窓、吹抜け、通路、土間。
空間をつなぐ方法は色々とあります。
場所や暮らし方に合ったつなぎ方を考えると良いでしょう。

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軒は低く


「軒は低く」

私が外観デザインで一番気を付けているのは、軒の高さ。

床下の点検の為、今の住宅は床高が高いので、古い家の様な軒の低い落ち着いた外観は造りずらいのが現状です。

特に玄関廻りなどは低く抑えたいのですが、室内の天井高さから設定して行くと階高にも下げる限界はあります。

一般部分より一段階高を下げてでも、玄関先の軒高を抑える事もします。

それ以上に低く見せたいのなら、地面を上げる!基礎の立ち上がり部分に盛土をして、軒高を低く見せます。

色々な工夫をして、外観デザインのバランスをとって行きます。

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