SIN DESIGN ROOM

床材選びはその家の印象を左右します。
どの様な材種を選ぶのか?悩む方も多いと思います。

フローリングに使用する無垢材は硬さによってメリット、デメリットがあります。硬いほうが良いのか?柔らかい方が良いのか? 一概にどちらが良いとは言えません。

日本で一般的に用いられているブリネル硬さは、木材に鋼の球を押しつけることによって生じるへこみに対する抵抗力の大きさを示す値。7段階であらわされ、数字が大きいほど硬さレベルが高いということを示します。

針葉樹であるスギは1、ヒノキやシルバーパインは2。広葉樹のブラックチェリー、ウオールナットは3、イエローバーチやカバサクラは4、ナラやホワイトオークは4となっています。最近、ウッドデッキ材としてよく私が採用しているセラガンバツーはレベル6、とても硬いことが解ります。

この数値でも分かるように、針葉樹は柔らかく広葉樹は硬いといえます。

無垢のフローリング材にも針葉樹と広葉樹、2種類があります。
針葉樹といえばヒノキやスギ、パインが有名で、細胞の密度が低いことから軽く柔らかい肌触りが特徴的です。広葉樹のナラやウォールナットなどは密度が高くどっしりとしていることから、肌触りもやや硬め。強度が高く傷つきにくいのが特徴です。

針葉樹の無垢材は広葉樹に比べるとやや傷がつきやすいデメリットがありますが、柔らかく温かみのある肌触りに定評があり、柔軟性があり加工しやすいため、床材だけではなく、さまざまな場所に使用されます。
硬い広葉樹は針葉樹の床材に比べると踏み心地は硬くなります。また「肌触りも良くないのでは…」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。無垢材には調湿作用があり、梅雨時にも湿気をほどよく吸収してくれるため、べたつきを感じません。硬い無垢材でも、まったく調湿してくれない合板フローリングに比べれば、足触りは格段によく一年を通じて快適に過ごせます。

材種によって色や木目も様々です。
硬さの違いによるメリットデメリット、木の持つ色や雰囲気、フローリングを選ぶ参考にして頂ければと思います。。。

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