SIN DESIGN ROOM
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庭を見る窓


庭を見る窓。
中央がガラスで両サイドが引き戸で外へ出られます。

ここに4枚の引き戸を入れると真ん中にアルミサッシの框が入ってしまいます。出入りには便利かも知れませんが、庭の景色を見るには邪魔になります。

その窓にどの様な事を期待するのか?
・外(景色)を見る
・出入りする
・光や風を通す
・外観のデザインバランス、アクセント
色々あると思います。

どの要素もまかなうのでは無く、その場に一番必要な要素で選択する事が大切だと思います。

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◆岐阜の注文住宅は株式会社シンデザインルームへお任せください◆
岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



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地窓


目線を下げる地窓

地窓の魅力とはなんでしょうか?
それは目線をコントロールできる事。

本来、窓は開放的に外の景色を眺め、空を見上げたりします。しかし現代の住宅事情、外部の景色が良いとは限りません。良いどころか見えて欲しくない景色も多いのではないでしょうか。

そんな時は地窓がお勧めです。

目線を下げて地面を見せます。
しゃがんで見る事はないので、見える範囲も限定される為、植栽などの見せるしつらえも少なくて済みます。

室内に差し込む光も足元だけになるので、しっとりとした落ち着いた空間になります。

写真の様に上部に間接照明を入れると更に雰囲気が良くなります。

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板張り天井


「板張り天井」
天井に板を張ると重厚感も出て、雰囲気が良くなります。

一言で板張り天井と言っても、どんな材種の板をどの様に張るのか?
それによって空間のイメージは変わります。

写真はヘムロックを長手方向に張った事例。

ヘムロックは節もなく、柾目で大人しい材料です。それを長手方向に張ることにより、綺麗で伸びやかさを出しています。落ち着いた、大人っぽいイメージとしたかった為にこの材料を選びました。

もしここに、パインなどの節のある材料を短手方向に張ったらどうなるでしょう?山小屋風の可愛らしいイメージになると思います。同じ価格の材料でも、樹種や張り方で空間のイメージは大きく変わります。

天井板張りの樹種選びと張り方は、とても大切な選択の場面です。。。

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玄関の明るさ


朝出かける、帰ってきてホッとする、お客様を迎え入れる・・・機能面+見え方、玄関の役割は多い物です。
玄関の雰囲気づくりは、住宅の中でも特に拘りたい部分です。

特に注意したいのが明るさです。マンションの様に、真っ暗では寂しいですし、かと言って窓が多く取れたとしても明る過ぎたり、外から見え過ぎても落ち着きません。私はほんのり明るいぐらいが良いかと思っています。玄関扉の横に窓を取ったり、扉自体ににガラスを入れる事で、やわらかな光を得る事が出来ます。

飾りスペース、靴等の収納、扉に身だしなみを整える為の鏡を付ける事も多いです。
家の第一印象となる玄関、床や天井の仕上材も他の部分と区別して良い物を使いたくなります・・・部屋よりも狭い空間なのでその辺りは少し贅沢しても良いのではないでしょうか。。。
写真の玄関床はイタリア産のタイル。

お施主様と相談しながら、機能面とデザイン、バランスの取れた玄関を提案させて頂きます。

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建築金物


私共が現在、設計をさせて頂いている物件は、建築基準法の基準より1.5倍ほど構造壁を多く取る様に設計をしています。

構造壁を造るためにその周辺の柱や梁、筋違いには構造計算から導かれた強度の金物が必要となります。住宅レベルですと毎回、同じ種類の金物を使う事になるのですが、木造でも大きな建物になってくると、強度を取るために普段使わない様な特殊な金物も増えて来ます。
カタログを見ると実に多くの金物が載っています。必要な強度の金物が必要な場所に取付けれるのか?これがなかなか現場の納まりを考えると上手く行かない物で、金物の選定にも一苦労あります。
でも建築金物の種類は年々増えていて、上手く考えられた商品が必ずあり助かっています。木造でも金物の進歩により、より強度のある建物を建てる事が可能になっています。10年、20年前から考えると格段に技術の進歩も感じます。

能登半島地震から間もなく半年・・・数年おきに各地で大きな地震が起きる日本。
構造設計の大切さを改めて感じるところです。安心・安全な建物になる様、適切な設計をなお一層、心掛けて行きたいと思います。

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T様邸 模型


T様邸の模型が完成しました。
現在、実施設計を進めています。

この家の特徴は、低い門構えと囲まれた庭。
どこからも庭を楽しめる、落ち着いた住空間にしたいと思っています。

詳細設計に入ると、今まで見えてなかった部分が見えて来ます。図面を描きながら一つ一つ自分の中で答えを出して、まとめて行きます。
住宅設計の最も大切な部分です。じっくり、しっかり取り組みます。。。

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先日、建築士定期講習を受けに行って来ました。
場所はOKBふれあい会館
建築士事務所に勤務する建築士が3年に一度、受講をする講習ですが、前回から、あっという間の3年です。。。

朝の9時半から夕方4時半まで授業を受けて、その後に1時間のテストがあります。合格するには授業をしっかりと聞く必要があります(笑)

講習を受ける間隔が3年というのは短くて面倒とも思っていましたが、授業を受けてみると、その期間に変更となる法律や技術などの多いことに・・・知る事は大切だなと痛感します。
一日の講習で覚えられることは少ないですが、「講習でこんな項目があったな」とポイントの意識さえあれば、後から調べたり学ぶことが出来ます。物事を深堀するのも大切な事ですが、広く浅く認識することも大切なことだと改めて思いました。

一日中、授業を受けるのは苦痛に感じる年齢になりましたが、有意義な一日であったと思います。。。

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今、工事中の現場で採用した材料の紹介をしたいと思います。
和室の天井に張った、株式会社竹六商店さんの「プランツボード」

竹や網代など色々な種類がありますが、今回選んだのは葭(ヨシ)
本物の葭がボードに張られて製品になっている物です。

ボードのジョイント部分は竹の竿で押えました。
本物の素材だけあって、重厚感、あたたかさを感じます。

ダウンライトの穴を開けていますが、これが実は電気屋さん泣かせ・・・テープを貼って新品の刃で慎重に開けないと葭がボロボロになってしまいます。いつも迷惑をお掛け致します。。。

今回は天井に張りましたが、建具(扉)にワンポイントで使っても面白いと思います。

クロス貼りに比べれは当然コストは高くなりますが、和室などの限られた少しのスペースであれば採用出来るのではないでしょうか。
十分に満足のいく仕上がりになると思います。

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日本の気持


建築家 吉村順三さんのことばを集めた本、
「建築は詩」を読んでいます。

この中で良い言葉だな・・・と思ったのが「日本の気持」。
少し紹介させて頂きます。

日本の気持から出たものをつくるべきでしょうね。つまり簡素でありながら美しい、というものなどを考えてですね。新しいことはその中で考えて行くべきであって、決して向こうの真似をするというか、西欧の考えでするのではなく、日本の気持でやる、ということが大切ではないかと思います。そのためには、日本の気持を養うというのも大切でしょうね。最近はヨーロッパやアメリカの建築を見に行くことが割合簡単にできるようになっていますが、その前に、自分たちの住んでいる日本の、長年にわたって風土と文化によって培われてきたさまざまな建築から学ぶことが必要ではないでしょうか。その上で、欧米の建築からそれぞれのよい影響を受け、新しいオリジナルなものをつくって行くべきだと思っています。
 「別冊新建築 日本現代建築家シリーズ7 吉村順三」より。

私も、日本の気持をしっかりと持てるように。
建物、それ以外の物、事にも日本の良さを意識しながら日々、暮らして行きたいと思います。

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床暖房


先日、床暖房のパネル施工を行いました。
この住宅はガスの温水式床暖房を採用しています。

床暖房にはいくつか種類がありますが、簡単に説明を致します。
基本構造は「温水式」と「ヒーター式」があります。それに対してどの様な燃料を使うかと言うと。
・電気式
・ガス式
・石油式
・ヒートポンプ式
・太陽光式
があります。

一般的によく採用されるのは、電気式かガス式の床暖房です。それぞれのメリット・デメリットはどんなものでしょうか。

・電気式床暖房のメリットは設置が比較的簡単で、初期費用が抑えられる点です。
給湯設備の必要が無いのでリフォームなどに向くのですが、給湯設備や配管が必要無くなることは、初期投資も抑えられる効果も期待出来ます。
デメリットは、大きな電力が必要な点です。電気を多く必要とするため、最近の電気代の値上がりも気になるところです。

・ガス式床暖房のメリットは、「立ち上がりの速さ」を挙げることが出来ます。
デメリットは、初期コストが掛かることと工事が大掛かりになってしまうことですが、新築に関しては、工事に関する手間はそこまで考えなくても良いと思います。

どの様なシステムを採用するのか?
悩むところですが、使用頻度や施工範囲の大きさ、イニシャルコストとランニングコストのバランス、これらを総括して決定する事が大切かと思います。

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