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子供の居場所

少し前にお客様と子供室の話になりました。以前に書いたブログ記事ですが、再投稿させて頂きます。

個室の子供室、学習机、いつから入学に合わせて整えるようになったのでしょうか?学習机などと言う商品が出てきたのは、おそらく高度成長時代、今から50年ほど前でしょうか?

豊かになり、マイホームを持つ事が現実の社会となりました。そのスタイルも寝食分離型、子供たちにも個室を与えることが当たり前の時代となりました。親達は、静かで集中のできる勉強部屋を子供に与えれば勉強をしっかりしてくれると思ってそうしたのでしょう。。。私はこの時代の学習机にも憧れ、子供部屋を与えられた世代ですが、小さい頃、この与えられた子供部屋と学習机で正直、勉強に集中できた記憶はありません(笑)

イギリスでは、学習机というものは無いそうです。子供たちはその時々に居心地の良い場所を見つけて勉強をするそうです。リビング、ダイニング、ベットの上・・・、家がいやなら図書館。

私の子供達も小学生の頃、いつもダイニングで勉強をしていました。解らない事があれば私や妻に聞けますし、何より寂しくないのが良いのでしょう。。。少し雑音があった方が集中力も上がるそうです。1人で静かな場所でなければ集中できない体質になると、将来、受験会場の大勢の人に圧倒されたり、オフィスの騒がしい中では仕事がはかどらなかったりと、困ることも出てくるそうです。

お施主様にお話を聞くと、ダイニングで勉強をされているお子様が増えているように感じます。
私は設計の中で、ダイニングスペースをゆったりと確保する事、テーブルは大きく作り、収納スペースをしっかり取る事を心がけています。

子供の居場所・・・個室を広く充実させるのではなく、家の中の色々な場所に子供のスペースを想定してあげる事が大切だと思います。

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