SIN DESIGN ROOM

配筋検査を行いました。
配筋検査とは?
私たち設計士が何をチェックしているのか、今日は少し説明をしたいと思います。

まずは、かぶり厚さ。
立上り部分の鉄筋を見通して、傾きなどないか確認します。
かぶり厚さとは、コンクリートの表面から鉄筋の表面までの最短距離のことで、このかぶり厚さが不足した場合、基礎のひび割れが生じやすくなったり、鉄筋が錆びやすくなったりするため強度の低下につながります。
立上り(土に接する部分)のかぶり厚は40mm以上、底盤(土に接する部分)については60mm以上、必要としています。

底盤部分にはスペーサーブロックという、小さなブロックを置き、鉄筋が下がらない様に厚さを確保します。

続いて、鉄筋の太さとピッチ。
今回は13㎜の鉄筋で200㎜ピッチの設計。間違いが無いかを確認。

立上り部分についても同様に確認。

続いて、継ぎ手部分。
鉄筋の長さには限りがあるため、基礎の端から端まで施工できないことが多いです。複数の鉄筋をつなぎ合わせて施工していくことになります。一般的に木造の住宅では、鉄筋を一定の長さで重ね合わせて施工する(重ね継手)が用いられます。
重ね継手の長さは40dとします。dは鉄筋の直径で、今回使用されている鉄筋がD13、直径は約13mmなので、継手長さは「40×13=520mm」となります。これ以上の長さを重ねていればOKです。

コーナー部分も同様に長さを確認します。

基礎配筋はコンクリートを打ってしまうと隠れてしまう部分ですので、的確なタイミングでの検査が必要です。

*
*
*
*
*
◆岐阜の注文住宅は株式会社シンデザインルームへお任せください◆
岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン