SIN DESIGN ROOM
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T様邸 模型


T様邸の模型が完成しました。
現在、実施設計を進めています。

この家の特徴は、低い門構えと囲まれた庭。
どこからも庭を楽しめる、落ち着いた住空間にしたいと思っています。

詳細設計に入ると、今まで見えてなかった部分が見えて来ます。図面を描きながら一つ一つ自分の中で答えを出して、まとめて行きます。
住宅設計の最も大切な部分です。じっくり、しっかり取り組みます。。。

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◆岐阜の注文住宅は株式会社シンデザインルームへお任せください◆
岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン




先日、建築士定期講習を受けに行って来ました。
場所はOKBふれあい会館
建築士事務所に勤務する建築士が3年に一度、受講をする講習ですが、前回から、あっという間の3年です。。。

朝の9時半から夕方4時半まで授業を受けて、その後に1時間のテストがあります。合格するには授業をしっかりと聞く必要があります(笑)

講習を受ける間隔が3年というのは短くて面倒とも思っていましたが、授業を受けてみると、その期間に変更となる法律や技術などの多いことに・・・知る事は大切だなと痛感します。
一日の講習で覚えられることは少ないですが、「講習でこんな項目があったな」とポイントの意識さえあれば、後から調べたり学ぶことが出来ます。物事を深堀するのも大切な事ですが、広く浅く認識することも大切なことだと改めて思いました。

一日中、授業を受けるのは苦痛に感じる年齢になりましたが、有意義な一日であったと思います。。。

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今、工事中の現場で採用した材料の紹介をしたいと思います。
和室の天井に張った、株式会社竹六商店さんの「プランツボード」

竹や網代など色々な種類がありますが、今回選んだのは葭(ヨシ)
本物の葭がボードに張られて製品になっている物です。

ボードのジョイント部分は竹の竿で押えました。
本物の素材だけあって、重厚感、あたたかさを感じます。

ダウンライトの穴を開けていますが、これが実は電気屋さん泣かせ・・・テープを貼って新品の刃で慎重に開けないと葭がボロボロになってしまいます。いつも迷惑をお掛け致します。。。

今回は天井に張りましたが、建具(扉)にワンポイントで使っても面白いと思います。

クロス貼りに比べれは当然コストは高くなりますが、和室などの限られた少しのスペースであれば採用出来るのではないでしょうか。
十分に満足のいく仕上がりになると思います。

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日本の気持


建築家 吉村順三さんのことばを集めた本、
「建築は詩」を読んでいます。

この中で良い言葉だな・・・と思ったのが「日本の気持」。
少し紹介させて頂きます。

日本の気持から出たものをつくるべきでしょうね。つまり簡素でありながら美しい、というものなどを考えてですね。新しいことはその中で考えて行くべきであって、決して向こうの真似をするというか、西欧の考えでするのではなく、日本の気持でやる、ということが大切ではないかと思います。そのためには、日本の気持を養うというのも大切でしょうね。最近はヨーロッパやアメリカの建築を見に行くことが割合簡単にできるようになっていますが、その前に、自分たちの住んでいる日本の、長年にわたって風土と文化によって培われてきたさまざまな建築から学ぶことが必要ではないでしょうか。その上で、欧米の建築からそれぞれのよい影響を受け、新しいオリジナルなものをつくって行くべきだと思っています。
 「別冊新建築 日本現代建築家シリーズ7 吉村順三」より。

私も、日本の気持をしっかりと持てるように。
建物、それ以外の物、事にも日本の良さを意識しながら日々、暮らして行きたいと思います。

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床暖房


先日、床暖房のパネル施工を行いました。
この住宅はガスの温水式床暖房を採用しています。

床暖房にはいくつか種類がありますが、簡単に説明を致します。
基本構造は「温水式」と「ヒーター式」があります。それに対してどの様な燃料を使うかと言うと。
・電気式
・ガス式
・石油式
・ヒートポンプ式
・太陽光式
があります。

一般的によく採用されるのは、電気式かガス式の床暖房です。それぞれのメリット・デメリットはどんなものでしょうか。

・電気式床暖房のメリットは設置が比較的簡単で、初期費用が抑えられる点です。
給湯設備の必要が無いのでリフォームなどに向くのですが、給湯設備や配管が必要無くなることは、初期投資も抑えられる効果も期待出来ます。
デメリットは、大きな電力が必要な点です。電気を多く必要とするため、最近の電気代の値上がりも気になるところです。

・ガス式床暖房のメリットは、「立ち上がりの速さ」を挙げることが出来ます。
デメリットは、初期コストが掛かることと工事が大掛かりになってしまうことですが、新築に関しては、工事に関する手間はそこまで考えなくても良いと思います。

どの様なシステムを採用するのか?
悩むところですが、使用頻度や施工範囲の大きさ、イニシャルコストとランニングコストのバランス、これらを総括して決定する事が大切かと思います。

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ロットリング


最近、息子が文具に興味を持ち始めました。
シャーペン、ボールペン、万年筆・・・色々と買い集めています。
先日、ロットリングのペンが欲しいからネットで注文して欲しいと頼まれました。

息子から、「ロットリング」なんて言葉が出てきた事に驚きながらも、話していたらその他にも、たくさんの文具メーカーを知っていることに更に驚きました!
私も久しぶりにロットリングと聞いて、懐かしくなり、息子に見せてあげようと、こんな物を棚の奥から出して来てしまいました。


rotring(ロットリング)rapidograph

学生時代に使っていた物です。
既にアンティーク品かと思います(笑)
インクの製図ペンですが、今は使う人はいないと思いますが、調べてみるとまだインクなどは売っている様です。

この極細のペン先。
メンテナンスをしっかりしないと直ぐに詰まってしまいます。
このペンも現状は詰まっていて恐らく使えないと思います(汗)
とにかく扱いが難しかった記憶があります。調子よく描いていたら、急に玉でインクが落ちてきたり・・・。
また使ってみたいとも思うのですが、今は水性のミリペンが豊富でそれで事足りてしまっています。

今は図面をインクで描くことは無いのですが、味のあるスケッチなどを、このロットリングで描けるとカッコ良いのですが・・・一度挑戦してみようかな。

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土間空間


「土間空間」
土間にはどんな効果があるのでしょうか。

一般的には玄関を兼ねて広い土間スペースをとります。そうする事によって、家の第一印象となる玄関で、ゆとりと遊び心を感じる事が出来ます。
土間スペースの使い方は様々で、通路としたり、作業をしたり、自転車を置いたり、花や小物をディスプレイしたり。住む人それぞれ個性を出して楽しめる空間になります。

その使い方に合ったデザインで家の顔となる様、仕上げて行きたいですね。。。

この土間の事例は、和のイメージ。
奥行き感を強調する為、天井には連続する化粧梁と裸電球。床は珪藻土配合のたたき風の仕上げ。
「二瀬窯業(株):たたきくん」

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皆さん、大垣にピラミッドがあるのを知ってますか?

先日、石灰石の採掘場である、「金生山」へウォーキングへ行って来ました。
採掘場の山の横を車で通る事はありましたが、山に登り見下ろすのは初めてで、壮大な景色に驚きました!
日本の石灰石鉱床の多くは今から2~3億年前に赤道付近の海で出来た礁が大陸へ移動してきた物だそうで、その時間の長さにも驚かされます。

最近、山登りに出掛けると、伊吹山や藤原岳など、同じような掘削現場を目にしていました。自然が破壊されて嫌だな・・・と思っていました。

日本の石灰石は質が良く、日本国内でまかなえる数少ない鉱物資源との事です。
私は建築業界の人間ですから、石灰石と言えば、セメントやコンクリートの材料としか思いつかないのですが、その他にも、公害防止や環境浄化の為の中和剤としての役割や食品にも添加物として使用されているそうです。ニワトリや牛の飼料にも混ぜて使われるそうです。

私たちの生活に欠かせない石灰石・・・その内容を知れば、掘削現場の見方もこれから変わりそうです。あと数十年でこの山も無くなってしまうのでしょうが、また2~3億年経てばここに山が出来ているのかも知れませんね。。。

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ボーダータイル


キッチン廻りには耐水性と耐熱性のある素材を使う必要があります。

汚れを拭き取りやすくしたいと、キッチンパネルを貼ることもありますが、やはりタイルを貼って雰囲気を良くしたいものです。

タイルであっても釉薬のかかった物であれば、拭き取りは可能です。ただ目地に関しては汚れやすいのは事実です。対策としては汚れても目立たない濃い色の目地材を使う事。抗菌タイプの目地材もあります。掃除のしやすさを考えるのであれば、少し大きめのタイルを選ぶのも良いと思います。

写真は、紺色のボーダータイルを縦にグレーの目地材を使って貼った事例です。
キッチンやカウンターの色と共に落ち着いた色合いでまとめています。
リビングからキッチンが見えるレイアウトも多いと思います。キッチン廻りのタイル貼りも見せ場の一つです・・・慎重に楽しんで選びましょう。。。

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床材選びはその家の印象を左右します。
どの様な材種を選ぶのか?悩む方も多いと思います。

フローリングに使用する無垢材は硬さによってメリット、デメリットがあります。硬いほうが良いのか?柔らかい方が良いのか? 一概にどちらが良いとは言えません。

日本で一般的に用いられているブリネル硬さは、木材に鋼の球を押しつけることによって生じるへこみに対する抵抗力の大きさを示す値。7段階であらわされ、数字が大きいほど硬さレベルが高いということを示します。

針葉樹であるスギは1、ヒノキやシルバーパインは2。広葉樹のブラックチェリー、ウオールナットは3、イエローバーチやカバサクラは4、ナラやホワイトオークは4となっています。最近、ウッドデッキ材としてよく私が採用しているセラガンバツーはレベル6、とても硬いことが解ります。

この数値でも分かるように、針葉樹は柔らかく広葉樹は硬いといえます。

無垢のフローリング材にも針葉樹と広葉樹、2種類があります。
針葉樹といえばヒノキやスギ、パインが有名で、細胞の密度が低いことから軽く柔らかい肌触りが特徴的です。広葉樹のナラやウォールナットなどは密度が高くどっしりとしていることから、肌触りもやや硬め。強度が高く傷つきにくいのが特徴です。

針葉樹の無垢材は広葉樹に比べるとやや傷がつきやすいデメリットがありますが、柔らかく温かみのある肌触りに定評があり、柔軟性があり加工しやすいため、床材だけではなく、さまざまな場所に使用されます。
硬い広葉樹は針葉樹の床材に比べると踏み心地は硬くなります。また「肌触りも良くないのでは…」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。無垢材には調湿作用があり、梅雨時にも湿気をほどよく吸収してくれるため、べたつきを感じません。硬い無垢材でも、まったく調湿してくれない合板フローリングに比べれば、足触りは格段によく一年を通じて快適に過ごせます。

材種によって色や木目も様々です。
硬さの違いによるメリットデメリット、木の持つ色や雰囲気、フローリングを選ぶ参考にして頂ければと思います。。。

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