SIN DESIGN ROOM

以前、SNSで見かけた建築家・隈研吾さんの言葉。

素材だけの性能でいうと、コンクリートより木の方が優れている。
コンクリートは、弱ってきた時に目で見た目には分からない。
木は傷んだ時に、「あ、腐ってきたな」ということが分かる。
分かるという事が、実は耐久性だと思っている。
法隆寺が世界のどんな建築よりも長持ちしているのは、傷んでいる木を取り替えてきたから。
古くなった物を取り替える事は、人間社会においても健全だと思う。
コンクリートだと弱っているか分からなくて、突然壊れて、みんな怪我してしまう。
システムとして不完全だ。

納得のできる言葉です。。。
木は水に弱い、火に弱い・・・と言って、すぐに仕上材で覆ってしまいがちです。
木は隠すのではなく、もっと目でみて必要な時にメンテナンスをしっかりとし、
建物を大切にして長持ちさせる意識を常に持つ。
そんな使い方をして行きたいと思います。。。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン




お施主様が設計でよく悩まれる場所・・・洗面室廻り。
住宅には必ず洗面室があります。
これまでに、たくさんの洗面カウンターを造ってきました。
いくつか紹介したいと思います。


茶系25角のモザイクタイルに上乗せ式の洗面器、
水洗はトールタイプ。


クリーム色15角のモザイクタイルに上乗せ式の洗面器、
水栓は曲がって前方へ伸び、ハンドルは洗面器の上です。


白50角タイル、埋め込み洗面器、水栓はシャワー切り替えタイプ。


石乱張り、大きな上乗せタイプの洗面器、
水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


タイルは名古屋モザイクのコラベル
洗面器は埋め込みタイプ、水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


メラミン化粧版のカウンター
洗面器は埋め込みタイプ、水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


石(大理石) のカウンター
実験室用の大きな洗面器、水栓はシャワー切り替えタイプ。

こうして並べてみると面白い物ですね・・・
お施主様それぞれの使い勝手や拘り、好みが洗面室には現れています。
デザイン重視か使い勝手重視か・・・?
それぞれの現場で、お施主様と悩みながら造り上げてきました。

デザインを重視すれば、汚れや掃除が大変になったりもします。
そんな中で、私がお施主様にアドバイスしている事は

1、できれば、洗面器の上に水栓を取り付けるタイプにする
  一番目の写真の様に、洗面器と水栓の間があると、その部分が汚れやすいです。
  ・・・ちなみに、この洗面室は私の家です(笑)
  離れていても2番目の写真の様に洗面器の上にハンドがあれば
  大丈夫だと思います。ですが、このタイプは水栓が前に出ているので
  顔が洗いにくいとの話を聞いたこともあります・・・。

2、タイルは小さめで、色が濃く、色むらのある物にする。
  タイルは目地の汚れが気になると思いますが、
  タイルが小さくなると目地も細くなるので汚れにくくなるように思います。
  汚れた場合でもタイルが濃い色や色むらのある物だと汚れは目立ちにくいです。

3、目地の汚れが絶対にいやなら、タイルは使わない。
  タイル目地の掃除はできますが、掃除をしたくないとの事であれば
  最後の2枚の写真の様なメラミンや石のカウンターを選択する。

使い勝手かデザインか?
無数にあるタイルや洗面器具・・・選ぶのは本当に大変です。
洗面室は住宅で一番、悩む場所かも知れませんね。
この記事が少しでも、ご参考になればと思います。。。

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M様邸 模型完成


M様邸の模型が完成しました。


道路面からは平屋に見えるでしょうか?
2階の高さをかなり低く設定しています。


西面


北面


アプローチからお庭を見る。


お庭も十分な広さがあります。
建築後も庭造り、時間をかけて楽しめそうですね。

現在、実施設計中です。
建物の内部、外部・・・
色々な場所でのさまざまなシーンを想像して
設計を進めて行きます。

M様ご家族がこの家で笑顔で暮らしている光景を思い浮かべながら
一本一本、図面の線を引いて行きたいと思います。

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パッシブデザイン


先日、ヤマガタヤさんとLIXILさん主催の
パッシブデザインの講義を受けて来ました。
講義をして頂いたのは野池政宏氏。
温熱・省エネ・パッシブデザインの講演を年170回以上行う、
パッシブ住宅のスペシャリストです。

そもそも「パッシブデザイン」とは何なのか?
野池氏の言われるパッシブデザインの定義は
建物のあり方に工夫して、建物の周りにある自然エネルギー(太陽・風・地熱)を
最大限に活用・調整できるようにし、高い質の室内環境を実現させながら、
省エネルギーに寄与しようとする、建築設計の考え方とその実際的方法。

お施主様が望まれる家は
・冬暖かい
・夏涼しい
・風通しが良い
・明るい

これらを満足させるためどうするのか?
現在、国やメーカーなどが省エネ住宅を推奨する中、
「高気密・高断熱の家は素晴らしい!」と
過剰にアピールされ過ぎ、誤解を招いている野池氏は話されていました。

地域によりどんな性能のアルミサッシが有効なのか
違いを計算で確認する方法など、分かりやすく解説して頂けました。
省エネ=機械設備や断熱性能と考えがちです。
性能の良い物を採用しても間違って使えば、逆効果になることがある事が良く分かりました。

一番共感できたのは、建物のあり方に工夫をする事。
アルミサッシの性能や断熱材のグレード、それも大切ですが、
建物の形や向き、窓の取り方、日除けの考え方など・・・
工夫すれば住宅の性能は上りお施主様の望む家に近づきます。

「パッシブデザイン」という言葉は何十年も前から知っていましたが、
大きく言えば自然エネルギーの利用とだけ考えていました。
でも現在の建材や製品は素晴らしく進歩しています。
これらの進歩した建材や製品と自然エネルギーを上手く融合させるのが
現在の「パッシブデザイン」なのだと改めて感じました。

これからも昔ながらの建物のありかた・・・
建材や製品の技術の進歩・・・
この両方に気を配りながら住宅の設計に取り組んで行きたいと思います。

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M様邸 模型完成


M様邸の模型が完成しました。

建設地は街中ですが、敷地はゆったりとしています。
門をくぐるとそこは別世界。。。
そんなイメージで内部、外部共にデザインして行きたいと思います。


外と中をつなぐウッドデッキ。


囲まれ感のある庭。
野菜を育てたり、生き物を飼ったり。
街中でも自然を感じられる庭にしたいと思います。


外観は切妻屋根、壁の一部を板張りとして素朴な感じに。


家の中心へ光と風を取り込むサンデッキ。
物干やお子様の遊び場、軽い運動など多目的に使えます。

これから実施設計に入って行きます。
M様ご家族が安心、安全、穏やかに暮らしを楽しめます様に、
「素朴でやわらかく」
そんなイメージを持って設計を進めて行きたいと思います。

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お施主様にはいつも設計前に、
イメージする好きな建物の写真を見せて頂きます。
以前お施主様から頂いたのがこちらの
映画「しあわせのパン」の写真。
先日、レンタルショップでDVDをみつけ、借りて来ました!


映画の内容は
北海道、月浦。湖のほとりのパンカフェ。
春夏秋冬、ここちよい暮らし。
東京から北海道の月浦に移り住み、
湖が見渡せる丘の上でパンカフェ「マーニ」を始めた夫婦、
りえさんと水縞くん。
水縞くんがパンを焼き、
りえさんがそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。
そこには、日々いろんなお客さまがやってくる。
それぞれの季節にさまざまな想いを抱いて店を訪れた人達が見つけた、
心の中の“しあわせ”とは?

四季折々の野菜にお花。
一つ一つ丁寧に扱い、暮らして行く。。。
そしてこの何気ない小さな幸せを分かち合う。

映画のなかで「カンパニオ」という言葉が出て来ます。
これはラテン語で、
「仲間」「パンを分け合う人々」「家族の原点」
という意味だそうです。
この映画の世界観・・・とても良かったです。
共感しました!

映画の舞台は北海道。
岐阜での家づくりではロケーションは真似できませんが、
この世界観はコンセプトとして大切にして行きたいと思います。

最後はどうでもいい話ですが、
私の妻はハサミが大好きです。
我が家の娘、息子、愛犬、すべての髪をカットしています。
上の写真にもありますが、
映画の中で、りえさんが水縞くんの髪を切るシーンがありました。
妻は私の髪も常々、切りたいと言っています。
この映画を見たらまた
「切らせて!」とせがまれそうです(笑)

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M様邸模型


M様邸の模型が完成しました。

最近は郊外の物件が続いていましたが、今回は岐阜市の街中。
ひっそりと、新築なのに以前から建っていた様な。。。
そんな建物になればと思っています。


顔となる道路面は高さを抑えて、圧迫感のない様に。


プライバシーの守られたパティオ。
内部とのつながりを持たせ、多目的に使います。

今回は準防火地域で制限もあり大変ですが、
極力外部にも板を使い、やさしいイメージにしたいと思います。
平面、立面はほぼ確定しました。
これから実施図面を描き込んでいきたいと思います。

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中村好文氏の講義


先週末、建築士会主催の「ぎふ木造塾」で
建築家、中村好文さんの講義を聞いて来ました。

中村好文さんは多くの住宅設計、家具のデザインをされている方で
その仕事ぶりから「住宅建築家」とも呼ばれている方です。
中村さんの手がけられた建物が好きで、
写真はよく本で拝見し、実際の建物に訪れた事もありました。
今回、ご本人にお逢いしてお話を伺い、
その素敵な雰囲気や人柄も感じる事ができました。

お話の中には共感できるキーワードがたくさん出て来ました。
・設計は面白く楽しく。
・目立たなく、ひっそりと。
・自然に寄り添ってデザインする。
・良い物がなければ作ってみる。
・生活を丁寧に観察する。

奇をてらうのではなく、さり気なく。。。
中村さんの細部に至るまでのデザインの拘りを強く感じました。
私ももっともっと設計、デザインにしっかりと
向き合って行かなくてはと改めて思いました。

講義の終わりに中村さんの著書を一冊、購入させて貰いました。
サインまで貰ってしまいました!
この本で暫く、中村さんの世界に浸りたいと思います。。。

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先週になりますが、ヤマガタヤさん主催の
アルミサッシの勉強会に参加して来ました。

快適な室内環境とはどんなものか?
省エネルギーの為の効果的なサッシの選び方、
現在のLIXILアルミサッシ製品の特徴や新商品の説明も含め
少人数の座談会的な勉強会でした。


・大きなスクエア窓
・H=2400規格サイズ窓
・片引きの大開口窓
など、使ってみたい新商品も色々と出て来ました。。。


アルミサッシの断面サンプル
並べて見せてもらうと、構造の違いが良く解りました。
アルミ → アルミ樹脂複合 → 樹脂窓
ペアガラス → トリプルガラス → 5層ガラス
アルミサッシのグレードも非常に幅が広がっています。

性能の良い物を使いたいのは当然ですが、
性能の良い物は値段が高い訳で・・・。
メーカーが言うには、
「商品がスタンダードになり、たくさん売れれば値段は安くなる」
だから
「性能の良い商品をたくさん使って下さい!」との事(笑)

技術の進歩は加速している様に思いますが、
国が進めるZEH(ゼロエネルギー)住宅がもっと広がるには
やはりコストの壁が大きい様に思います。。。

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プランニング


ここ最近、プランニングの業務が重なっています。
色々な出会いや、お声がけがあってこその最初の業務。
ゼロから生み出す創作作業にはエネルギーが必要ですが、
その分、やりがいと楽しさがあります。

どの物件も現地を確認してから机に向かいますが、
すんなりまとまる場合と、なかなかまとまらない場合と・・・
その違いは何なのか分りませんが、
まとまらない場合は数日放置して、
後日、図面の見る向きを変えたり・・・気分を変えて考え直します。

私の提案図面はいつも手描きです。
考えたレイアウトを手描きで綺麗に描く事により、
そこで建物への思い入れが強くなる感じがします。。。

着色は色鉛筆。
TOMBOWの色辞典(IROJITEN)です。
もう何十年も愛用しています。

普通の色鉛筆にはない、やわらかな色合いが大好きです。
良く使う色は、猫柳色、子鹿色、苔色、仙人掌など。
よく解らない日本の和名が付いています(笑)
先日も3本購入しました。
バラで買い足せるのも嬉しいところです。

着色は初めに壁を塗りますが、
「壁の量がこの辺りが少ないなー」とか
「この庭は広すぎてメンテナンスが大変そうだなー」とか
色を塗りながら感じる事もたくさんあります。
感じたことは次回、変更案を作る時に加味して行きます。

手描きの提案図面を自分で描く事は手間はかかりますが、
それにかける時間は私にとって大切な時間だと思っています。
今日も色々な事を考えながら、地道に色を塗ります。。。

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