SIN DESIGN ROOM

確認申請業務



私達、建築士が行う業務の中に確認申請業務があります。
お施主様に設計・監理契約の説明を行う時に確認申請業務がある事はお伝えしますが、詳しい仕事内容の説明まではできていません。
どの様な仕事なのか?・・・少しご説明したいと思います。

建物を建てるには、行政への届出が必要になります・・・それが確認申請です。
まずは市役所へ行き、敷地の条件を確認します。都市計画課、道路課、上下水道課などを廻ります。用途地域や道路の種別、上水・下水の埋設状況などなど・・・場所によっては都市景観の整備地区だったり、河川保全区域だったり、確認申請以外にも届出を出す必要がある場合もあります。
ですので、この役所廻りは実際は平面計画段階で行います。

提出する書類は
確認申請 正本、副本
建築工事届
建築計画概要書
場所によっては、浄化槽設置通知書、消防設備等の工事計画。

確認申請の綴りの中には申請書1~5面、委任状、建築士免許の写し、事務所登録の写し、設計監理契約の写し、公図、敷地求積図、面積表、配置図、平面図、立面図などの設計図面一式。

図面には法律が守られている事を確認できる様に色々な書き込みをします。

その他にも24時間換気設備の機器選定の計算表なども添付します。

これらの書類を検査機関へ提出して、法的に問題が無いかを確認してもらいます。提出した書類に、間違いや不備があると訂正や追加資料を提出したりします。これがなかなか・・訂正無しでは下りない物なのです。。。

建物が大きくなればなるほど、この確認申請業務は大変になる訳ですが、私は若い頃、何千㎡という大きな建物の設計に携わっていた頃がありました。
申請書類を準備するのに何週間も・・・申請を下ろすのに何ヶ月も・・・なんて事もありました。それに比べれば住宅の確認申請は早く下ろせる訳ですが、でもやっぱり地味で大変な作業です。

申請業務は大変ですが、その分、申請が下りた時の安堵感や工事着手に進める事への喜びは格別です。
建築士って、間取りやデザインを考える 「カッコいい人!」って思われがちですが、こんな仕事もしているのです。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



タイルデッキ



住宅設計を行う上で私は内部と外部をつなぐ空間を大切に考えています。
必ずと言って良いほど提案させて頂くのはデッキ空間。内から外へのやわらかな動線を作ってくれます。
ウッドデッキを採用する事が多いですが、今日はタイルデッキを紹介します。

タイルデッキの良いところは何といってもメンテナンスが楽な事。
汚れても水をかけて気を遣わずに掃除ができます。鉢植えなど気軽に置けるのも良い点です。
いつもすっきりとしたイメージを保てます。

逆に気を付けたい点は、滑らない素材を選ぶ事。多少滑りやすい物であっても、小さめの石やタイルであれば目地が滑り止めの効果を持ちます。
それと水はねも多いと思いますので、建物際は軒があると良いでしょう。
木製デッキの様に室内の床と同じ高さで張ることは出来ませんが、極力段差は少なく70㎜程度にしています。
後、蓄熱をしやすいので、暑さ対策には、明るめの色を選ぶと良いかと思います。

ちょっと高級感のあるタイルデッキ・・・良いですよね。
季節の良い時期に、お茶を飲んだり、ハンモックに揺られて本を読んだり。
お勧めです。。。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



オーニング窓



私が好きなアルミサッシの形状に「オーニング窓」があります。
自宅や事務所に採用していますが、横すべり窓が連続していて、ひとつのハンドルで全ての窓が連動して開け閉めできます。

窓を開けた時の連続性・・・雰囲気が好きです。
開閉角度も0°~45°まで自由です。
開けている時に急に雨が降って来ても、中に降り込まないのも良い点です。

デザイン的にも機能的にも良いと思うオーニング窓ですが、あまり街で見かける事がありません・・・どうしてなのでしょうね?
単発では使いにくいと思いますが、FIX窓と組合せて出入りの無い廊下などに採用するのがお勧めです。
少し変わったデザインの窓があるのも楽しいと思います。

最後に一点、オーニング窓のデメリットですが、開閉ハンドルが一番下に付いているのですが、ロールスクリーンやブラインドを取り付けると下した時にハンドルにぶつかるのが難点です。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



貨物ターミナル巡り



先日、息子の趣味にお付合い・・・貨物ターミナル巡りをして来ました。
雨の降る中でしたがお昼前に大垣駅を出発!

一つ目の駅は笠寺駅。
この駅は貨物電車が停車します。
新幹線の線路も横を通っているので、頻繁に列車が来て賑やかです。

貨物列車の貨車にも、コキ100系とか200系とか種類があるそうです。

貨物列車が通るたびにカメラを構え、写真や動画を撮影。

途中下車した名古屋駅で、きしめんを食べました。

懐かしい味・・・これで500円とはお値打ち。
美味しかったです!

続いて、あおなみ線に乗り換え、南荒子駅へ

ここでは、コンテナの積み下ろしや貨車の移動などを見る事が出来ました。

最後は稲沢駅。

稲沢駅にはたくさんの種類の機関車が止まっています。
機関車と聞くとSLを思い浮かべますが、電気で動くので電気機関車、ディーゼルで動くものはディーゼル機関車、最近はハイブリッドの物もあるそうです。

息子の貨物列車好きも本格的になって来ました。
好きな物が出来る事は本当に良い事だと思います。その事を楽しむために、自ら調べたり行動したり・・・最近、そんな息子の成長を感じています。

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岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン



避難小屋



伊吹山の6号目にあった避難小屋。

家の絵を描いてみて・・・と言われれば、大人も子供もこんな形の家を描くのではないでしょうか。

急斜面に立つ避難小屋、実にシンプルです。
そのシンプルさの中に強さと安心感を感じます。
・雪や風に耐える、短めの軒。
・雪が積もっても開ける事が出来る様に谷側中央に設置された扉。
・雪に埋もれても安心な石張りの外壁。

この避難小屋を見て、シンプルに造る事の大切さを改めて感じました。。。

山頂付近からの琵琶湖の眺め。
曇り空でしたが綺麗でした!

山頂に到着した時はガスの中(涙)
ここに、一等三角点!
三角点は地図を作る為の測量に用いられる基準点で、国土地理院が設置管理しています。1等~4等まであり全国に約109,000点程あるそうです。
山頂に設置されるのではなく、山頂付近の見通しの良い場所に設置されているそうです。遠くの山や麓からも見通せないといけないという事ですね。。。

下山途中、この日一番の晴れ間!
蒸し暑く登山には厳しい一日でしたが、色々な気づきを貰える山登り。
次はどの山を登ろうかな。。。

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岐阜 設計事務所
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大阪遠征!



少し前になりますが、息子のソフトテニスの大会で大阪へ行って来ました!

「ダンロップカップ・ソフトテニス大会・中学生団体の部」
西日本の選抜大会に岐阜県の代表として参加させてもらえました。

朝5時出発。
今の時代、全て親が個別で会場まで連れて行かなくてはならないので大変です。
遠いところでは鳥取県からの参加者もいたので、2時間半で行ける岐阜はまだ恵まれていた方でしょうか。。。

全国レベルの大会となると、中学生と思えないほど体の大きな選手ばかりです。
写真奥が、息子達ですが一番幼くみえます。

これでも最近、息子も大きくなって来ました!
私の中2の時よりは、かなり大きいと思います(笑)
骨折した足もまだ本調子とまでは言えない様ですが、ほぼ完治した様です。
ただ、練習不足は否めません。

全国レベルの大会、やはり簡単に勝つことは出来ませんでしたが、強い相手と対戦して良い経験になったのではないでしょうか。
技術もですが、取り組む姿勢もやはり他校は違ってました、良い勉強になったと思います。

リーグ戦の後にトーナメント戦を行って、優勝は明徳義塾中学。
高校野球でも良く聞くスポーツ名門校ですよね。
これから中体連の試合が始まります。先日は本巣ブロックで優勝をしました。
県大会、東海大会、全国大会・・・と上を目指して頑張って欲しいと思います。
今年の全国大会は北海道で開催らしいです。
もし出場となったら釣り竿持って応援に行きます(笑)

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株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
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設計の道具



設計の道具

・UCHIDAのブラシ
・溝付き定規
・三角スケール
・STAEDTLERのシャープペンと字消し版

パソコンで図面を描く時代に使用頻度は随分と減ってしましましたが、長く使っている物ばかりです。
古い物は、学生時代から使っている物もあります。
手描きやスケッチなどをする時、ふと手に取ると・・・何か気持ちが入れ替わるというか、初心に帰れるというか。。。
どの道具にも愛着があります。

溝付き定規には、メモリの裏にドラフティングテープが貼ってあります。
テープを貼る事により、定規を製図版から数ミリ浮かせて、ペンで線を引いた時にインクがにじまない様にする為です。
夜遅くまで学校で卒業制作の図面を描いていた時に先生に教えてもらった裏技。
30年経った今も、その時のテープが貼ったままです・・・。
見るたびに懐かしく思い出します。

今、図面を描くパソコンの買い替えを検討しているのですが、パソコンには何年使っても愛着は湧きません。
お店の方にも「パソコンは長くて5年が買い替え時期ですね!」と軽く言われてしまいます。
パソコンも設計に使う道具なのですが「新しい物が優れた物」という事で仕方ないのでしょうか。。。

愛着が湧くから長く使える・・・道具も家もそうあって欲しいと思います。
電気屋さんや車屋さんが家を売る時代ですが、家は買うものではなく建てるもの!お施主様が何十年後かに良い思い出として思い返せるような家造り、そして愛着の湧く家を建てて行きたいと思います。

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南宮山へ



先日、妻と南宮山へ行って来ました!
「これまで行った山と高さは一緒ぐらいだよ」
「山頂でグルマンのパンを食べよう!」
「昼過ぎには帰れるから」
などなど、上手く妻を誘い出すことが出来ました(笑)

南宮大社で参拝をしてからのスタート。
休日でしたが、人は少なく厳かな雰囲気でした。。。

いくつも連なる朱色の鳥居・・・大好きな風景です。

鳥居を過ぎると左へ曲がり登山口へ。
看板に「ハイキングコース」と書いてあります。
ここで妻に、「今日は登山ではなくハイキングだよ」と言い聞かせます(笑)

15分程歩いて早速休憩。
登り始めはいつも息が切れます・・・早めの水分補給。

暑くて風の強い日で心配していましたが、
新緑の木々たちが日陰をつくってくれ、強い風も暑さをしのぐ心地よい風になり助かりました。


立派なご神木。

山頂に到着!
綺麗に濃尾平野が見渡せて最高の景色でした。

待ちに待ったランチタイム。
グルマンで買ったパンとアイスコーヒー。
山頂で食べるランチはやっぱり美味しい!

帰り道は途中から「健脚コース」
「足元が悪くなっています。ご自分の責任で歩きましょう」と書いてある・・・。
妻、ちょっと不安気ですがGO!

確かに石がゴロゴロしていましたが、難なく歩けました。
ロボットの「アシモ」の様な足取り(笑)

無事に下山しました。
二人での山歩きは、子供の事やこれからの事など、いつもより深く話すことが出来る良い時間にもなります。私の山行はどうしても「もっと高く」「まだ見ぬ景色を」とエスカレートしてしまいます(汗)
近場の低山ハイキングの良さを改めて感じた休日でした。。。

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庭の楽しみ。



これから雨の日も多くなりそうですね。
新緑も落ち着き、樹木の成長を感じる季節です。


「ジューンベリー」

事務所の小さかったジューンベリーの木も今年はたくさんの実を付けました。
実を付けると小鳥たちも寄って来て、賑やかになります。
小鳥たちに食べられる前に実を収穫をして、今年はジャムを作りました。


「カシワバアジサイ」

こちらも毎年、この時期に花を楽しませてくれます。
梅雨で雨が続くと気持ちも重くなりがちですが、アジサイの花を見ると癒されます。場所も取らず、手入れもいらず、毎年綺麗な花を咲かせてくれる「カシワバアジサイ」お勧めの植栽です。

一雨ごとに芝生も成長します。雑草もですが(汗)
芝刈りもこまめにしてあげたいところですが、晴れた休日は遊びに行きたいし・・・なかなか。
平日の夕方にでも時間をつくって芝刈りしないといけないですね。。。

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脱・平成間取り



読み始めた本。
「建築知識・ビルダーズ」小さな家の間取りと庭。

巻頭の編集長の言葉に、
脱・平成間取り。小さな家に未来をみる・・・とありました。

最近の物価の高騰、建築業界は日用品以上に高騰が続いています。
このままでは「注文住宅は富裕層だけのものになる」と。。。
ではどうするのか?
価格高騰の中でもコストを抑えて「良質な庶民の家」を建てる。
その為には、ひとまわり小さくつくる事も必要になってきます。

平成間取りとは、
「LDKが一体となった大きなワンルーム空間」
「吹抜け+大開口の開放的なリビング」
スマホやタブレットを頻繁に見る時代に、テレビの置場から考えるリビングはまさに平成間取り・・・では、これからの時代に合う間取りとは?
「物理的な広さ」よりも「暮らしの広がり」を感じられる家。
心地よい居場所や、その場に合った大きさの窓など、一つ一つが合理的で情緒的な空間。

10帖を8帖にする・・・小さくするとはそう言う事ではありません。
小さくつくる事は決して簡単ではなく、うまく設計できなければ、ただの狭い家になってしまいます。長い目でみた使い方を具体的に想定しながら設計する力が求められます。

設計の力で予算の厳しい現状を打破し、皆さんに「暮らしに広がりが生まれる」快適で居心地のよい家をお届け出来できる様に、設計に向き合って行きたいと思います。

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