SIN DESIGN ROOM

お施主様が設計でよく悩まれる場所・・・洗面室廻り。
住宅には必ず洗面室があります。
これまでに、たくさんの洗面カウンターを造ってきました。
いくつか紹介したいと思います。


茶系25角のモザイクタイルに上乗せ式の洗面器、
水洗はトールタイプ。


クリーム色15角のモザイクタイルに上乗せ式の洗面器、
水栓は曲がって前方へ伸び、ハンドルは洗面器の上です。


白50角タイル、埋め込み洗面器、水栓はシャワー切り替えタイプ。


石乱張り、大きな上乗せタイプの洗面器、
水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


タイルは名古屋モザイクのコラベル
洗面器は埋め込みタイプ、水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


メラミン化粧版のカウンター
洗面器は埋め込みタイプ、水栓を洗面器に取り付けるタイプ。


石(大理石) のカウンター
実験室用の大きな洗面器、水栓はシャワー切り替えタイプ。

こうして並べてみると面白い物ですね・・・
お施主様それぞれの使い勝手や拘り、好みが洗面室には現れています。
デザイン重視か使い勝手重視か・・・?
それぞれの現場で、お施主様と悩みながら造り上げてきました。

デザインを重視すれば、汚れや掃除が大変になったりもします。
そんな中で、私がお施主様にアドバイスしている事は

1、できれば、洗面器の上に水栓を取り付けるタイプにする
  一番目の写真の様に、洗面器と水栓の間があると、その部分が汚れやすいです。
  ・・・ちなみに、この洗面室は私の家です(笑)
  離れていても2番目の写真の様に洗面器の上にハンドがあれば
  大丈夫だと思います。ですが、このタイプは水栓が前に出ているので
  顔が洗いにくいとの話を聞いたこともあります・・・。

2、タイルは小さめで、色が濃く、色むらのある物にする。
  タイルは目地の汚れが気になると思いますが、
  タイルが小さくなると目地も細くなるので汚れにくくなるように思います。
  汚れた場合でもタイルが濃い色や色むらのある物だと汚れは目立ちにくいです。

3、目地の汚れが絶対にいやなら、タイルは使わない。
  タイル目地の掃除はできますが、掃除をしたくないとの事であれば
  最後の2枚の写真の様なメラミンや石のカウンターを選択する。

使い勝手かデザインか?
無数にあるタイルや洗面器具・・・選ぶのは本当に大変です。
洗面室は住宅で一番、悩む場所かも知れませんね。
この記事が少しでも、ご参考になればと思います。。。

*
*
*
*
*
岐阜 設計事務所
株式会社 シンデザインルーム 古川真治
業務内容
住宅設計 店舗設計 リフォーム インテリア ガーデン